
Contax S2bは、S2の改良版として1993年に発売されたフィルム一眼レフカメラです。
基本的なスペックはS2を引き継いでいます。
マウントはY/Cマウントで、カール・ツァイスの銘玉を楽しむことができます。
ボディはチタンを使用している点はS2と同様で、S2の後継というよりContaxやその時代の特長とも言えます。
S2bは同じチタンでもブラック塗装が施されており、シックな印象を与えてくれると同時に高級カメラの威厳を感じる出で立ちです。
シャッタースピードはB・1~1/4000秒と、さまざまなシーンでの撮影に応えてくるのも頼もしい。
Contax S2bの特長のひとつは、メカニカルシャッターを採用している点です。
デジタルカメラのような電子シャッターとは異なり、フィルムカメラが持つ安心感のひとつととして中古カメラでは機械式が人気です。
何より、撮影するという写真本来の楽しみを堪能できるのが醍醐味であり、メカニカルシャッターにはスミアの心配もありません。
Contax S2bは測光方式に中央重点方式を採用しており、測光でわずらわされたくないユーザーに向いていると言えるだろう。
S2の改良モデルであり露出計を搭載しているS2bのほうが中古でも高値で取引されています。
操作系も日本のフィルムカメラと共通しているため手に取りやすい人気のカメラです。