
ROLLEI ROLLEIFLEX SL66は、1960年代から1990年代初期まで生産されていた6×6判一眼レフカメラです。
ROLLEIは、それまで二眼レフを主流としていたためか、ROLLEIFLEX SL66のボディデザインには二眼レフの面影が感じられるのが特長です。
前面には蛇腹が付いているのも特長のひとつであり、蛇腹部分は最大で50mm繰り出すことができます。
ティルト・アオリ機構が装備されたことで、斜めからでもピント合わせが可能というのもROLLEIFLEX SL66の面白い点です。
ROLLEIFLEX SL66は、これらのさまざまな機能を備えることで他社との差をつけ、独特な存在でもあるカメラです。
使用するフィルムは120/220ロールフィルムで、フィルム送りにはクランク式オートマットが採用されています。
ROLLEIFLEX SL66は生産終了になってからもファンが多い人気カメラですが、その理由のひとつは使用レンズにあるのではないでしょうか。
カール・ツァイスのプラナー80mmF2.8を装備しており、カール・ツァイス愛好者にとってもたまらない逸品です。
カール・ツァイスレンズを装備したのは初期であり、後期は自社製レンズを使用したモデルも出ているようですが、いずれも希少です。
経年劣化の少ない状態の良いものが多く堅牢な設計も人気の理由の一つです。