Zunow(ズノー)は、ズノー光学工業株式会社として、かつてはライカマウントとコンタックスマウントそしてニコンSマウントレンズの開発、製造をおこなっていた日本の光学機器メーカーです。
全盛期は、寺岡製作所(現 寺岡精工)のオートテラシリーズをはじめ、高嶺光学のミネシックスやワルツのオートマット44シリーズ、ミランダカメラにレンズを生産するなどしていました。
しかし、主要取引先であったアルコ写真工業の倒産と、オネカの経営の行き詰まりからズノーもその煽りを受け倒産し、のちにヤシカに買収されました。
ズノーは「なんでも鑑定団」で100万円の値がつけられたほど、数ある国産一眼レフカメラの中でも特別な位置を占めるカメラメーカーです。
ボディと交換レンズに完全自動絞り機構を採用した世界で初めてのカメラでもあります。
カメラボディはこれほどまでに有名ですが、ズノーはそもそもレンズ製造からスタートした光学機器メーカーで、戦後まもない1953年にライカマウント用の「Zunow 50mm F1.1」を発売しました。
このレンズはF値をみてもわかるように、当時、世界一の明るさを誇るレンズとして非常に有名になりました。
その後に2型を販売しますが、現在でもこのレンズの人気は高く、かなり高価なものとなっています。
その他スチール用レンズだけでなく、シネ用の8mm交換レンズなども同じく高い評価を受け現在でも高く注目されています。
Zunow 買取実績