1969年に販売されたアサヒペンタックス6×7は、30年以上もの間販売されるロングセラー商品となり、幾度かのマイナーチェンジが繰り返されました。
そして、1989年にはペンタックス67と名称を一新し、新しい中判一眼レフカメラとして位置づけられました。
smc PENTAX67 MACRO 100mm F4は、ペンタックス67のリリースに合わせて登場したレンズになります。
smc PENTAX67 MACRO 100mm F4のレンズ構成は4群6枚で、フォーカスはMFのみです。
焦点距離が100mmのため、望遠レンズに分類されますが、このレンズはマクロレンズでもあります。
そのため、少々遠くてアップで撮りにくい被写体を、まるで接写しているかのような構図で撮影できます。
smc PENTAX67シリーズは、smcタクマ―の外観をマイナーチェンジしたものが多いですが、このレンズは光学系を一から組み立て直されています。
そのため、表現力が非常に素晴らしく、花びらの皺や水滴の縁までくっきりと浮かび上がります。
マウントは67マウントを採用しており、ペンタックス67のほかに、アサヒペンタックス6×7やペンタックス67IIに対応しています。
望遠マクロレンズは、普通に撮影するだけでも特徴的な仕上がりが実現するため、人気の高いレンズです。