smc PENTAX-FA 400mm F5.6 ED IF は、1997年4月発売の、KAFマウントに対応したペンタックス製カメラ用レンズです。
400mm単焦点といえば「超望遠」の部類に入り、従来から「バズーカ砲」と呼ばれる巨大な重量級レンズがありますが、この超望遠レンズは重さ1,140gで、縦横位置が自在に変換できる三脚座を持っています。
重量バランスのよいインナーフォーカス機構を搭載しており、常に望遠を持ち歩き、頻繁に移動するカメラマンを想定したスペックとなっています。
色面収差を極限まで抑えるためのEDレンズは2枚組み込まれ、逆光撮影時のゴーストを消した独自のコート、大型の専用フードなど、クリアでにじみのない画像を実現するペンタックスのお家芸ともいえる技術をフル装備しています。
輪郭に色面収差が生じない特性が生きた、にじみのないクリアな輪郭。
絞り込んでもやわらかい印象を与える、美しいボケ味。
その軽さを生かして、アクティブに野山で移動しながらの冒険的な超望遠での絵作りに心が弾むことでしょう。
トリミングすれば月のクレーターもきれいに映るほどです。
この色面収差のないクリアな画質、望遠レンズを多用するスポーツや航空機、野鳥、動物などのネイチャーフォト撮影にその性能は十分に発揮します。