smc PENTAX-FA 200mm F2.8 ED IFは, 1992年7月発売のKAFマウントに対応したペンタックスカメラ用レンズです。
光学系に2枚のEDレンズを搭載し、色相収差を完ぺきに近い状態で除去し、ペンタックスの技術を余すところなくつぎ込んだスターレンズとして高い評価を得ています。
シャドー部や花や葉の色などのコントラストや質感のリアルさが際立つ描写や、インナーフォーカス機構搭載で、最短撮影距離1.2mという短距離を実現します。
望遠による近接撮影では、他のレンズではできないようなクローズアップ画角の絵作りを可能としました。
特筆すべきはその軽さです。フィルタ径77mmという大玉ながら、わずか785gという重量は、野山を駆け回るネイチャーカメラマンにとっての福音。
速い動きの被写体を手持ちで追うこともできるので、スポーツ写真や航空写真の撮影など、活躍の場がひろがるでしょう。
また、花などの近接撮影は特にきれいな仕上がりになります。
背景のボケ方は同クラスの望遠・ズームレンズなどと比較すれば一目瞭然といえるほど、美しさの差があります。
数ある単焦点レンズの中でも、焦点距離の長短だけでなく、設計の完成度の高さから、仕上がりの良さが際立つレンズです。