smc PENTAX DA* 60-250mm F4 ED IF SDMは2009年に発売されたペンタックスKマウント用の望遠ズームレンズです。
このレンズはペンタックスのレンズシリーズの中でも最高峰に位置するDAスターレンズと呼ばれるシリーズの1本で、専用設計された優れた光学性能や大口径レンズの使用、レンズコーティングの最適化や堅牢性などレンズに必要な要素を追求したシリーズになっています。
smc PENTAX DA* 60-250mm F4 ED IF SDMは約4.2倍のズームレンズで、中望遠から望遠域までをカバーしています。
ズーム全域でF4通しと優秀な光学性能を持っています。
EDレンズを2枚採用することで、色収差を徹底的に排除したシャープな描写性能を持っています。
ズーム倍率が高いですが、インナーフォーカス機構の採用によってホールドバランスを損なうことなく、カメラ側の手ブレ補正機構と合わせて、装着されている三脚座を外して手持ち撮影にも対応します。
また、SDM機構を内蔵しているので、SDM対応のデジタル一眼レフに装着した場合は、自動的にSDM機構を使ったAFに切り替わり、静粛性とスピーディな合焦が可能になっています。
このレンズはAPS-Cサイズセンサーに最適化されたレンズのため、ペンタックスのフルサイズ一眼レフ「K-1II」などに装着すると、ケラレが生じます。
K-3 IIやKPといったAPS-Cモデルのハイエンド機種で実力を発揮できるレンズでしょう。
35mm換算で92mmから383mmと望遠域をカバーするレンズに感じますが、実使用ではバストショットのポートレートからスポーツなどの動体撮影にも対応できるなど融通の利く1本になっています。