PENTAXの中判一眼レフカメラの第2弾として販売されたペンタックス645シリーズは、2009年10月に最終機種が生産終了し幕を降ろしました。
しかし、2010年になるとPENTAXは645シリーズのマウントを備えた中判デジタル一眼レフカメラを販売しました。
それがペンタックス645Dです。
645マウント機と呼ばれる一連のシリーズでは、フィルムカメラ向けの645マウント用交換レンズも使用可能ですが、最新の光学系を採用したペンタックス645Dの真価を発揮するのは困難です。
そこで645Dの様に新しく開発されたレンズ群の1つがsmc PENTAX-D FA 645 55mm F2.8 AL IF SDM AWになります。
レンズ構成は7枚9群で、フォーカスはAFとMFの両方に対応。
焦点距離は55mmと標準レンズとなっており、ポートレートや風景写真など撮影シーンを選びません。
本レンズは645Dの性能を引き出す最適なレンズとして開発されており、多くの機能を搭載しています。
非球面レンズ(AL)にインナーフォーカス(IF)を採用しているため、フォーカスを合わせる時にレンズが伸びず、バランスを崩す心配がありません。
内蔵されている超音波モーター(SDM)によって、AF駆動はスムーズで正確です。
645Dと同じく防塵・防滴仕様となっているため、山で急な雨に降られてもレンズに雨粒が入りこむ危険は少ないです。
645マウントを採用しているため、過去の645シリーズでも使用できますが、このレンズの性能を引き出すにはやはり645Dが適しています。
街中での日常風景から、山や海といったアウトドアの場面でも活躍するレンズです。