
スウェーデン製ハッセルブラッドの望遠銘玉といえば、ドイツの名門レンズCarlZeissと呼ばれるほど、両社の関係は長年にわたって定評があります。
このSonnar CF 250mmレンズは、35mm換算にすると約137mmレンズになる望遠単体レンズです。
レンズはシャッターの耐性に優れたCFレンズを採用しており、シャッタースピードを切り替えてくれる「Fセット」というモードも特徴です。
また、これと合わせて絞りも個別設定が可能で、Sonnnar系の特徴であるグラデーション豊かな階調表現が多種多様に実現できます。
例えば、光の取り入れ方もきれいな五角形がしっかりと写り、色彩の描写のきめ細やかさと望遠レンズならではの特徴を生かし、鮮やかな風景写真を撮影するときに、その能力を最大限に発揮します。
またF5.6という絞りは屋外での撮影に使いやすく、朝焼けから日が沈むまで自然光を余すことなく取り入れることが可能です。
レンズの特性上、手持ちよりも三脚を使った撮影に向いており、1枚1枚丁寧にコントラストの効いたクラシカルな撮影が行えます。
また、ハッセルブラッドシリーズのレンズの中でもスムーズなピント合わせが特に評価されており、長年、カメラの魅力を支え続けています。
外観のスタイリッシュなデザインも人気で、現代のレンズにはない重厚感はファンとってたまらない1本といえます。