Carl Zeiss Planar CFE 80mm F2.8 は、ハッセルブラッド社の交換用レンズとしてもっとも人気があるベーシックなレンズです。
ハッセルブラッド社はスウェーデンにある老舗の中判カメラメーカーで、古くからの高い技術力が有名です。
Planar 80mm F2.8 には、3種類のラインナップがあり、Cレンズ、CFレンズ、そしてこのCFEレンズです。
一番始めに発売されたCレンズは、1974年代から発売され、カール・ツァイスレンズの象徴ともいえるTコーティングが施された「黒銅鏡」のレンズです。
CFレンズは、プロンター社のレンズシャッターシステムをFレンズに組み込んだもので、シャッターの作動を切り替えるFセットモードが搭載されているのが特徴です。
CFEレンズは、光学的に改良され現代に近いコントラストを実現したCFiレンズに加え、電子接点をマウント部に搭載し、現代のカメラのように使いやすいレンズとなりました。
ハッセルブラッド用の交換マウントアダプターを装着することで、CanonマウントやNikonマウントでも、カール・ツァイスのハイクオリティな描写を楽しむことができます。
80mm F2.8 は万能レンズですが、特にクローズアップ撮影に向いており、鮮明な画質で、大きく柔らかなボケを写しだすことができるレンズです。