
Distagon CF 50mm F4 FLEはハッセルブラッドが発売した広角レンズのなかでも特に人気の高いレンズです。
ハッセルブラッドの6×6cm版の中判フィルム一眼レフで使用可能で、ハッセルブラッド用広角レンズのなかでも定番中の定番となっており、高い人気を誇ります。
CFシリーズのレンズは、内部にレンズシャッターを搭載しているためレンズシャッターのボディーで使用可能ですが、Fポジションで使用することで2000Fや205といったフォーカルプレーンシャッターのカメラでも使用できます。
このレンズの特徴はなんといってもFLE(フローティングレンズエレメント機構)が搭載されていることが挙げられます。
近接撮影時の画質劣化がきわめて少なく、高画質を得ることが可能となっています。
レンズ構成は9枚構成で、最短撮影距離は0.5m。フォーカスはMF専用ですが、ピントリングをはじめとした各部の操作性は非常に高く、ピントを合わせる際に苦労することはありません。
カール・ツァイスのレンズらしくシャープでコントラストが高く、自然なボケ味を持った描写が可能です。
ハッセルブラッドのCFシリーズでも一二を争う人気を誇っているDistagon CF 50mm F4 FLEは、発売されてから長い年月が経っていますが、その人気はいまだに衰えることはなく、中古市場において高値で取引されている銘玉と呼ばれるレンズです。