
Carl Zeissの歴史は古く、日本の企業とも協力して、数々の名レンズを世に送り出してきました。
Vario-Sonnarシリーズは、京セラなどと一緒になって発売したコンタックスシリーズ用の他に、SONYと一緒になって発売したαレンズシリーズがあります。
Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSMはαレンズの1つになります。
2009年に発売されたVario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSMのレンズ構成は13枚17群で、フォーカスはAFとMFに対応。
焦点距離は16~35mmと短いため、広角ズームレンズに分類されます。
大きな建物や、橋、風景といった物の全体図を収めるのに向いているカメラです。
画角が107~63度と広いのも特徴で、αレンズの中では一番画角が広いレンズになります。
αレンズの中では大口径レンズのため、明かりを取り入れて独特な背景ぼけに仕上げることができます。
型番のT*とはCarl Zeissのレンズコーティングを表しており、明るく高コントラストな仕上がりを約束します。
SSM(超音波モーター)を搭載しているため、静かで高速なAFを実現。
Aマウントを採用しており、SONYのαシリーズカメラならどれでも対応します。
他にも、ミノルタ・コニカミノルタ製αマウントシステムのカメラにも対応と、幅広い互換性を有しています。
また、アダプターを使用すれば、Eマウントカメラにも装着できます。
Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSMは2015年に後継機が発売されましたが、後継機と比べても遜色ない、高性能なレンズとなっています。