Carl Zeissとヤシカの共同事業として展開されたコンタックスは、1971年にCarl Zeiss側がカメラ事業を中止した事で、ヤシカ単独のブランド名となりました。
その後、京セラに吸収された時もコンタックスのブランド名は引き継がれています。
そのため、1971年以降に登場したコンタックス製品をヤシカ・コンタックス、あるいは京セラ・コンタックスと通称されており、Vario-Sonnar T* 100-300mm F4.5-5.6 MMJもその1つになります。
Vario-Sonnar T* 100-300mm F4.5-5.6 MMJのレンズ構成は7群12枚で、フォーカスはMF。
焦点距離は100~300mmと長く、望遠ズームレンズになります。
木の枝に止まっている鳥や、遠くの風景を大きく写し出すのを非常に得意としています。
型番にあるMMとはMMレンズの事を指しており、カメラ側のプログラムやシャッター速度、絞りを優先し、マニュアル露出に対応。
後期コンタックスレンズにはAEレンズもありますが、絞りリングの最小値が緑色になっているのが見分けるポイントです。
Y/Cマウントを採用しているため、コンタックスRTSシリーズやコンタックス159MMなどに使えます。
望遠ズームレンズのため、レンズ単体で約1㎏もありますが、その描写性能は素晴らしく、いまでも多くの愛用者がいるレンズです。