Tele-Apotessar T* 300mm F2.8 AEGは、1980年前後に発売されたレンズです。
ドイツのCarl Zeiss社によって設計され、日本のヤシカ・コンタックスのY/Cマウントに対応する交換レンズとして発売されました。
その販売は受注生産の限定数で、総生産数は約750本です。
ドイツで製造された当時の定価は約200万円でした。
最短撮影距離は約3.5mで画角300mmの遠景を正確な描写力で美しく切り取ります。
低分散特殊ガラスによる色収差の補正で、鮮やかな世界の表現を突き詰めます。
また、Carl Zeiss独自の多層膜コーティングT*が、フレアやゴーストを防ぎ、クリアな表現を可能にしています。
300mmという望遠の画角は動体や人物だけではなく風景を切り取る撮影にも適しています。
近景と遠景をフレームインすることで、ほどよい圧縮効果が生まれ、柔らかなボケ味を加えた迫力ある像となり、写真の魅力を引き立たせます。
さらには単焦点ならではのf2.8という明るさも、撮影シーンの幅を大きく広げてくれる製品です。