Carl Zeissのレンズ Planar T* 50mm F1.4 ZEは、変形ガウスタイプのレンズ構成を採用するなどCarl Zeissらしい斬新なスタイルを多く取り入れたMFレンズとして2009年に誕生しました。
最大の特徴として、フォーカスリングにイングルーブされている距離目盛りがあります。
フォーカスリング円周の大半を使って、細かく距離を細かく刻んでいるのが特徴的です。
被写界深度目盛りはF2から最小絞りであるF16まで、1段ステップで刻まれています。
フォーカス合わせ時には、トルク感があって回転の滑らかさを実感できます。
サイズは66×45 mmで重量330gとそこそこ重めですが、それがまたこのカメラが持つ格式の高さを実感することに寄与しています。
レンズフードは金属製であり、内側には植毛処理されている点も注目です。
Canon EFマウントに対応しているので、最新のCanonのカメラに取り付けることができます。
少し絞ったときのボケについては真円に近くなり、ボケ味もナチュラルで被写体をより際だたせることが可能です。
頑丈な設計となっていますので、多少の雨風などコンディションが悪いときでも使いやすい点も評価できます。