Loxia 25mm F2.4は2018年にカール・ツァイスより発売された最新の広角単焦点レンズです。
カール・ツァイスのLoxiaシリーズはソニーのフルサイズミラーレス一眼用に開発されたMFレンズで、そのLoxiaシリーズの第5弾にあたるこのレンズもα7やα9をはじめとしたEマウントのカメラで使用可能です。
レンズ構成は8群10枚でディスタゴンタイプとなっており、最短撮影距離は0.25m、画角は81.25度とほどよい広さの画角です。
そしてこのレンズの特徴が、カール・ツァイスの優れた光学技術によるディストーションを極限まで抑えている点です。
これにより、歪みのない正確な描写が可能となっています。また、金属製の本体で高い堅牢性を備えながら軽量・コンパクトな点も魅力の一つです。
写りはカール・ツァイスのレンズらしく絞り開放からでも非常にシャープな描写で、コントラストの高い繊細な描写を楽しめます。
また、優れたコーティング技術によって逆光下でもフレアやゴーストのほとんどないクリアな描写を実現しています。
最先端のカメラであるソニーのαシリーズのために世に送り出されたLoxia 25mm F2.4は、あえて瞳AFなどを代表とするカメラの多彩な機能を使用せずに、MFというクラシカルな技術を採用しています。
それは一見不自由に感じるかもしれませんが、じっくりと被写体にピントを合わせながら作品を作り込む楽しさを体感させてくれます。