Distagon T* 35mm F2 ZFはカール・ツァイスが発売した大口径広角レンズです。
ニコンFマウント用のレンズで、ニコンのフルサイズやAPS-Cサイズの一眼レフで使用できるほか、マウントアダプターを使用することによって、Z6やZ7といったニコンのフルサイズミラーレス一眼でも使用できます。
MF専用に設計されているため、ピントリングの適度な粘りと確実なピント調整はAFレンズにはない素晴らしさを持っています。
写りはカール・ツァイスのレンズらしく、きわめてシャープで、広角レンズとは思えない高い解像度となっています。
開放でも中央部の解像度は非常に高く、色収差もほとんどありません。
そして2段ほど絞ることでシャープさはさらに増し、キレのある素晴らしい描写を楽しめます。
重量は510gと35mmの広角レンズとしては若干重量がありますが、Distagon T* 35mm F1.4よりも300gほど軽くなっており、若干の重量を補って余りあるほどの描写力を備えています。
ニコンFマウント用の単焦点レンズとして近接撮影から無限遠までの幅広い撮影距離に対応する汎用性の高さと繊細な描写が特徴といえます。
Distagon T* 35mm F2 ZFは、プロ・アマ問わず写真を撮ることを楽しみたい写真家に最適なレンズの一つとしておすすめのレンズです。