Distagon T* 35mm F1.4 ZEは、カール・ツァイスが発売した、MFの大口径広角レンズです。
マウントシステムはZEマウントで、キヤノン一眼レフカメラのEOSシリーズ全てで使用できます。
レンズ構成は非球面レンズ1枚を合わせた9群11枚で、フローティングシステムを採用しており、近接撮影においても、劣化の少ない非常に解像度の高い描写が可能です。
フィルター径72mmという大口径から得ることのできる開放F値1.4の明るさと、カール・ツァイスが誇るT*コーティングによるシャープで抜けの良い描写と、高い色の再現性、そして豊かなボケ味の表現は、大口径単焦点広角レンズの到達点といえます。
AFには対応しておらず、マニュアルでの操作になりますが、レンズ内部にCPUを内蔵しているため、全ての露出モードで使用可能です。
フォーカシングの際の、フォーカスリングの操作感も絶妙で、MFの楽しさを体感することができます。
圧倒的な描写力と表現力によって完成された、単焦点広角レンズとして高い評価を得ている、Distagon T* 35mm F1.4 ZEは、AFが主流の現在においても、非常に高い人気を誇っており、間違いなく銘玉の一つとして数えられるレンズです。
中古市場においても高値で取引されている高級レンズのため、EOSユーザーにとって憧れのレンズです。