
ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH. ブラックは、比較的高価でそうそう気安くは手にできない憧れのレンズです。
それだけに、映し出される写真は息を飲む鮮明さと味わいがあります。
そのため、Leica M-Systemシリーズの愛用者はもちろん、Leica ファンなら使ってみたいと感じる人は多いのではないでしょうか。
少ない光量でも鮮明に被写体をとらえ、肉眼で見たまま以上の描写が可能です。
特に素晴らしいと感じるのは背景のぼかしで、被写体を見事なまでに前面に押し出してくれます。
被写体はすみずみまで鮮明なままであるのに対して、背景は被写体を浮き上がらせる様に滑らかなぼかしを実現できます。
それはまるで、3Dのような描写力です。
動画ソフトで編集したかのような仕上がりはノクティルックスM f0.95/50mm ASPH. ブラックの大きな特長です。
前のモデルに比べると描写力は更にシャープになっており歪曲収差や口径食に至ってもこれまでのシリーズよりはるかに向上しています。
距離計連動範囲は最短1mで近距離での撮影にも素晴らしい描写力を実現してくれます。
新品で購入するには高価なレンズだけに中古市場では大変人気の高いレンズといえます。
超大口径レンズの『ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH. シルバー』は2008年に発売されました。
レンズの中でも最も明るくリッチなボケ味を描写するのが特徴です。
高価なレンズではあるものの、持っている人にしかわからない独特な世界観をつくりだします。
非球面レンズが採用され、さらに口径もF0.95へと明るくなりました。
デジタル化されたLeica の発売後ということもあり、デジタルで使うことに焦点をあてた仕様が備えられています。
過去に発売したノクティルックスよりさらに描写性能が向上したことはもちろん解像性能もアップしています。
アウトフォーカスも大きく変化し、以前までは2線ボケなどもありボケ味はにぎやかでしたがノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.になってからは、輪郭が強調され自然なアウトフォーカスになりました。
中距離撮影でもF0.95なら前後の映像がキレイにボケて被写体が浮き上がってくるような写真に仕上がります。
Leica M-Systemのレンズの中でも高価ではありますが、絞り設定によって変わる描写変化が可能で、すでに多くのレンズを持っている方でも思わず手に取りたくなる1本です。
コアなファンに需要のある高く売れるレンズといえます。