1993年に発表されたMINOLTA α-707siは、世界初のオートフォーカス一眼レフカメラとして知られているMINOLTA αシリーズの4代目にあたります。
SiシリーズはSimple Intelligenceの略で、シンプルで使いやすいことをコンセプトに開発されました。
そして、そのSiシリーズの記念すべき初代モデルとして発表されたのがこのカメラです。
それまでのひとつのボタンに多くの機能を割り当てた煩雑な操作系を一新し、1ボタン1機能という非常にシンプルにすることでわかりやすく直感的な操作系を実現。
ボディ全体がプラスチックでできているため他の機種に比べて剛性に劣りますが、その分軽く取り回しやすくなっています。
性能面でも非常に評価の高かったα7xiとほぼ同じ高い性能を備えており、さらに測光方式に多分割測光であるハニカムパターン測光を採用することで測光性能を高めています。
このような優れた数々の特徴によってカメラグランプリ’94での大賞受賞や、ヨーロピアン・カメラ・オブ・ザ・イヤー’94-95を受賞するなど、さまざまな賞を総なめにするほどの高い評価を得ました。
扱いやすい操作系と高い性能を備えたMINOLTA α-707siは、カメラ初心者から上級者まで幅広く利用できる非常に汎用性の高いオールマイティなカメラです。