
ノリタ光学のカメラと言えば「ノリタ66シリーズ」です。
120サイズの中判フィルムを使用したフォーカルプレーン式一眼レフカメラで、武蔵野光機のリトレック6が開発の資金難であった所をノリタ光学が引き継いで作られました。
多少の変更点はあるもののリトレック6そのものと言える程精緻に再現されていました。
当時の販売はあまり振るわなかったということですが、自製の標準レンズは大口径で非常に明るく、技術としてはかなり高度だったことが伺えます。
精度の高いレンズですので、レンズ単体でも中古市場では高値で取引されています。
また国内はもとより、米国へも輸出していた為、逆輸入の機種も市場に出ていることがありますが、元々製造数が少なかったこともあり、中古で入手するのも難しい機種です。