
PENTAXは従来のねじ込み式マウントからバヨネット式Kマウントを採用すると、多くのレンズ群を販売して来ました。
幾度かのアップデートを繰り返したKマウントには、KAマウントと呼ばれるシリーズがあります。
smc PENTAX-A* 300mm F2.8 ED IFは、外装をプラスチックに切り替えたり、新型コーティングを用いたりすることで光学性能をアップさせたKAシリーズの1つです。
1983年に発売されたsmc PENTAX-A* 300mm F2.8 ED IFのレンズ構成は8枚8群で、フォーカスはMFのみ。
焦点距離は300mmのため、望遠レンズに分類されます。
木の上にとまっている鳥や、遠くに見える山を手元に引き寄せるような写真を撮るのに向いています。
PENTAX独自の製品であるスターレンズと特殊低分散レンズを採用しているため、高い描写性能と、色収差を極限まで補修してくれるレンズとなっています。
型番にあるIFはインナーフォーカスの略で、ピントを調節する時にレンズの前後のバランスが崩れません。
KAマウントを採用しており、主に対応するカメラはペンタックスAシリーズのスーパーAやプログラムAなどになります。
受注生産されたレンズのため、市場に何本出回っているのか分かりませんが、今となっては大変貴重なレンズと言えます。