Carl Zeiss レンズ は、ドイツが誇るヨーロッパを代表する最高峰のレンズメーカーです。
特にフィルムカメラ全盛期においては、CarlZeissを使用した作品か否か一目でわかるとも言われるほど、美しい独自の色彩をCarlZeissは作り出すことに成功しました。
Sonnar T* 38mm F2.8は、最高級コンパクトフィルムカメラのCONTAX T2から発売され、レンズの構成枚数は4群5枚の仕組みであり、焦点距離の38mmというのは、コンパクトカメラで最も多く採用された標準モデルです。
AF方式のこのレンズは、現代から見ても味わいのある綿密な描写力から根強い人気があり、小型カメラでこの性能を実現したことは驚くべき技術の結集といえるレンズです。
また、カメラがポケットサイズで持ち運びがしやすく、最短撮影距離が0.7mまで迫れるので、ストレートフォトから風景写真まで実に多くのシーンで活躍してくれます。
デジカメ全盛の時代だからこそフィルム独特の味わいが再評価されている昨今、現在までに発売されたなかで、最後のコンパクトフィルムカメラCONTAX T2に搭載された、Carl Zeiss レンズ Sonnar T* 38mm F2.8は、気軽に使いこなせて、しかも写真のクオリティも抜群で、フィルム写真の魅力を余すことなく伝えてくれる、幅広い世代に支持され続けているレンズとして、今後も人気が続いていくでしょう。