
Carl Zeiss Sonnarは、1929年にツァイス・イコンのルートヴィッヒ・ベルテレがエルノスターを改良して発明したカール・ツァイスのレンズです。
名前の由来は、カール・ツァイスの工場があった都市のゾントホーフェンからきているという説と、太陽を意味するドイツ語のゾンネからきているという説があります。
現在カール・ツァイスではベルテレが「Sonnar」の前に開発したエルノスタータイプのレンズにも「Sonnar」の名称がつけられています。
Sonnar 140mm F2.8は中望遠レンズの中ではポピュラーで使い回しの良いレンズです。
コンタックス645用の代表的なレンズであり、画角は35mm換算で85mm相当の望遠レンズというよりは長焦点レンズの部類に入ります。
絞り開放で撮影すると、35mm換算で85mm相当の画角、f値は1.4並の明るさで写すことができます。
被写体深度は非常に浅く、鮮明な被写体を表現してくれます。
140mmの中望遠としての機能も素晴らしく、風景画などにもしっかりと対応します。
ポートレート撮影では、35mmF1.4ほどの柔らかく甘いボケ味はないものの、140mmならではのシャープなボケを楽しめる製品です。