
C-Sonnar T* 50mm F1.5 ZMは2006年に日本のカメラメーカーであるコシナがCarl Zeiss銘で発売した、レンジファインダーカメラ用の標準レンズです。
ライカMマウントであり、これまでのクラシックカメラに装着可能である他、マウントアダプターを使用して現代のミラーレス一眼なども楽しめます。
カラーはシルバーとブラックの2種類が用意され、どちらも彫刻をしたかのような芸術品であり、光沢を消したマットな仕上がりがかっこいいデザインです。
大きな特長は明るさの象徴である「太陽」を示す名前の通り、開放値F1.5というレンズの明るさ。
その被写体深度の浅さから、被写体の手前や背景に自然で美しいボケを生み出します。
フル開放で撮影すれば特長のボケ味が生かせるポートレート、しっかり絞った状態でシャープな線を描く風景撮影やスナップ撮影など、幅広い用途でポテンシャルが発揮されるでしょう。
Carl Zeissが長年の経験から培った技術の一つであるティースターコーティングにより、ハイコントラストな描写と細かいところまで描く鋭い線が、写真全体を引き締めます。
MFで調整するピントリングが滑らかに回ることや、レンズ全体に見られる丁寧なつくりはさすが技術の高いコシナ。
カメラファンであれば誰もが憧れるCarl Zeiss銘の標準レンズは、高い買い取り額が期待できる商品です。