LEOTAX LeotaxGは、1959年に日本のLEOTAX社に製造されましたが、倒産のためその後は1961年に六和社が引継ぎ、500台のみが発売されるという数奇な運命をたどっています。
露出計が付いておらず、マニュアル性の高い35mmレンジファインダーフィルムカメラです。
Leica M3を模倣したLeotax Gは、和製Leicaと呼ばれるほどデザインもよく似ており、日本でLeicaのような高性能カメラをつくるという意気込みが見られます。
正面からみて右上の大きな窓はどちらかというとNikon SPにも似ており、軍艦部のシャッターダイヤルもLeicaというよりもNikon寄りのデザイン。
レリーズボタンはLeica M3と同じように巻き戻しレバーに位置していますが、シャッター音は押した人にしか分からない心地よさです。
ファインダー内には大小のブライトフレームがついており、幅広いラインナップからレンズ交換が可能。
トプコン製のレンズも使用でき、奥深い色と柔らかな線を描きます。
巻き戻しクランクやアクセサリーシュー、セルフタイマーなど一通りの機能がついて安心した撮影を楽しめます。
パララックス自動補正も付いているため、フレームのずれを心配する必要がありません。
Leicaをコピーしたカメラのなかでも高い技術を備えたカメラは、カメラファンのあいだで話題に上がる注目商品です。