
Carl ZeissのレンズPlanar T* 50mm F1.4 ZKは、レンズ情報をバイナリーコードによってボディ側に伝えることができる、電子接点をマウント面に備えているMFレンズとして、2007年に誕生しました。
絞り連動レバーの移動量によって、絞り羽根の開口量をコントロールすることができる方式も採用しています。
これにより、絞りリングをA位置にアジャストすると、ボディ側から絞りの制御を行うことが可能です。
ボディ側がマルチモード対応していることが条件となりますが、その効果は絶大です。
ただ、AFレンズと違ってROMは内蔵していないので、レンズ固有の情報がボディ側に伝わらない可能性もある点には注意が必要です。
鏡筒は総金属製でブラッククローム仕上げ。
F値や距離目盛り表示では、刻印にペイントを施していて外観を見ただけでも手間がかかっている印象があります。
鏡筒も太めであり、内面反射防止の効果がある高画質優先の設計です。
ヘリコイドの感触もなめらかでありピントを合わせやすいのも素晴らしい点です。
PENTAX Kマウントに対応していて、PENTAXの多機能なカメラの性能を引き出すことができます。
高い表現力があり、F2.8あたりが特に性能の高さを伺わせる領域となっています。