FUJIFILM X-T20は2017年2月に発売された富士フイルムのミラーレス一眼カメラです。
Xシステムと名付けられたシリーズのミドルレンジモデルで、上位モデルには「X-H1」「X-Pro2」と「X-T2」というフラッグシップモデルが存在します。
Xマウントというレンズマウントを採用し、単焦点からズームレンズまで純正で幅広くラインナップされています。
前機種「X-T10」の後継機として登場していますが、デザインなど外観はほぼ同様で細部に変更が加えられた程度です。
ただし、X-T10より大幅な軽量化が行われ、120gも軽くなっています。
外観はX-T10を踏襲していると書きましたが、上部にダイヤルが装備されメカニカルな印象を受ける機種です。
撮像素子は2430万画素のX-Trans CMOS III(APS-Cサイズ)で、画像処理エンジンにX-Processor Proを採用。
これは上位モデルのX-T2やX-Pro2と同じもので、高感度性能もアップし、常用でISO12800まで対応しています。
また、動画撮影機能も4K動画の撮影に対応しました。
液晶はタッチパネル式に変更され、AFポイントの変更や撮影がスピーディに行えるようになり、その他236万ドットのEVF、有機ELの採用で非常に操作性が向上しました。
2017年に発売されたまだ新しい機種ではありますが、実売で10万円を切る値段でデジタルカメラでフィルムの発色を再現できるフィルムシミュレーション機能の搭載は嬉しいところでしょう。ミドルレンジと言いつつも機能が充実した1台です。